書評

【書評】『未来の年表』を読んだら絶望した件

河合雅司著『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』

この本を読んで

どうあがいても絶望、日本詰んどるやん。

という事がわかったのでみんなにも知って欲しくて紹介していく。

未来の年表には、少子高齢化によって起こりうる問題が載っており、

もう手遅れと書かれている。

僕は、

高齢者が増えて、子供が減って、福祉・介護が大変なんだな

程度にしか考えてなかった。

けれど、それは大間違いで、このままこの問題に何も手を打たないと

数十年後に色々あって、国が合法的に他国に奪われる所までいく。

僕は、少子高齢化の問題は小学生の頃から必修科目として学ぶべきだと思ったし、

老人1人でも生き残ることができるスキルが必要だと強く思った。

この本は第1部と第2部に分かれていて、

第1部では膨大なデータに基づいて、将来起こる問題を予測・解説する事で

僕たちの明るい未来を容赦なく刈り取ってく。第1部を読んだ時に僕は

子供の頃にフリーザ様の戦闘力が53万だと知った時くらいの絶望感を受けた。

そして第2部で10の対策案を上げている。

第2部を読み進めて行くうちに、

フリーザ様との戦闘にピッコロさんが加わったくらい

の希望が湧いた。

すでに手遅れだけどこのままじゃ本当にこの国は終わるぞ!

と思ったので、

是非この記事を読んでもらい、

戦闘力53万の絶望とピッコロさん並みの希望を僕と共有して

悟空が来るような未来を一緒に考えてほしい。

第一部 破滅へのカウントダウン

第一部の内容を簡単に言うと、

少子高齢化を引き金に、日本は将来北斗の拳の世紀末みたいな状況になる(ヒャッハー)。

具体的に例をいくつか挙げると、

  • 多くの企業が倒産する。
  • 子供を産めそうな年齢の女性が2人に1人になる。
  • 病院にたどり着く事が出来ず、たどり着いても死ぬ。
  • 自治体の半分が消滅する
  • 住宅の1/3が廃墟になる
  • 食料が不足する。
  • 外国人が無人の国土を占拠する。

真顔で世紀末かよ・・・って思いました。

モヒカンが日本に攻めてくる頃には、

僕は高齢者なんで間違いなくボーガンで撃たれますね・・・。

まずは2019年に起こることから順番に説明して行く。

2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位が揺らぐ

近年、日本の技術力が低下していると言われているが、今後さらに低下する。

2019年をピークに、IT関連産業への就職者が退職者を下回る状況が続く。

つまり、IT関連の仕事に就く人間より、離れて行く人間の数が多くなる。

2015年の段階で約17万人不足しているが今後さらに減って行く見込みだ。

将来AIが人の仕事を奪う時代になると言われているが、

そのAIを開発するための人的資源がすでに不足していると言う有様。

僕が前いた会社でも技術者が高齢化し、中堅から新人までの年齢層全て不足していた。

ブラック企業なので会社が不満で離職が増えたからだと思っていたが、

会社だけではなく、社会全体で人が足りていないという事だった。

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に

少子高齢化によって女性の人口が減り、子供を生めると期待されている女性の数が2020年に2人に1人になる。(統計では出産する女性を15歳から49歳までとしている)

ちなみに、2005年と2015年に生まれた子供の数を比較すると5万6853人も減っている。

会社員時代を思い出すと確かに若い子が少なかった。

女性ってだけで周りから気を遣われるくらい少なかった。

現場の60以上の怖い職人さんが、50代の女性にいいように手玉に取られていたのを周りが生暖かい目で見ていたのが印象に残っている。

僕は結婚したくない派の旗手として最前線で旗を振りまくっていたが、

一線を退くことを前向きに検討してみます。

2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる

購買力のある働き手が減って消費が冷え込み、

経済規模や労働市場が縮小し不景気になる。

さらに年功序列によって高賃金の団塊ジュニア世代が50代に突入し始め、

企業に人件費の増大という問題が発生する。

ダメ押しにバブル世代が50代に入る頃には、

団塊ジュニア世代が60代になり定年退職者が増え始め

退職金の負担が企業に更にのしかかる。

不謹慎だけど、逃げ切れる世代が羨ましいと思ってしまうくらいひどい状況。

2027年 輸血用血液が不足する

輸血は主に10〜30代の献血によって血液供給がされ、

50歳以上がこれを利用している。

輸血用血液は怪我などに使用される量は全体の3.5%で、

約80%は病気の治療に使われる。

中でも癌患者の治療に約40%が使用されている。

ちなみに日本人の2人に1人が癌を患うと言われている。

なのでどんな名医がいても、どんな最先端の医療機器があったとしても、

輸血用の血液が足りなければ適切な手術・治療を施せない

輸血液・マジ・大事

しかし、少子化と高年齢層の増加によりこの血液の需要と供給のバランスが崩壊する

これは「病院に行けば助かる」という常識が通用しなくなるかもしれないという事だ。

道徳的な問題は置いておいて、

血液を売買するビジネスが起きるかもしれない。

(調べたら売血と言われ、昔日本でやっていた)

あとは定期的に献血したら税金、学費一部免除とかどうだろうか。

2040年 自治体の半数が消滅の危機に

僕かあなたの地元のどちらか片方が2040年に消滅すると言われたらゾッとしないですか?

これは少子化と高齢化を切り分けて考えていなかったので発覚した問題。

戦後から少子化傾向にありながら、人口が増え続けていたのは、

平均寿命が延びて、死亡者数が減ったため。

この先地方では高齢者数が大きく減り始め、

高齢者の消費をあてにしていた地域経済が成り立たなくなり、

仕事を無くした若者が仕事を求めて都会に流出し、人口減少がさらに加速する。

その結果自治体の半数が消滅の危機に陥る。

2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに

この年から、2018年当時の壮年非正規労働者(要は中年ニート)が大活躍する。

著者は2042年が日本最大のピンチであると指摘している。

なぜなら、就職氷河期時代の年代が高齢者となるが、

この年代の多くは就職難で年金保険料の納付実績が少ないため、

定年後の年金が少なかったり、もらえなかったりする。

さらに壮年非正規労働者が年金を受給する年が重なり、

大量の貧しき独居高齢者が誕生する。

さらに、この世代を支える「次の世代」は少子化により人数が少ない

あと2042年まであと24年。今年生まれた子がすでに成人している年。

その子たちが高齢化したニートを背負うような政策が出ないとも限らない・・・

2050年 世界的な食料争奪戦に巻き込まれる

日本の農業が廃れて、世界は食糧難というダブルパンチ

いよいよ世紀末になってきたぜ、ヒャッハー!

農業は世代交代がうまく進んでおらず、

少子高齢化との合わせ技で農業就業人口も減り、

地方で農業就業者を見込んだ企業が維持できなくなる。

その結果地域全体の人口も減る。

地域の人口が減れば学校や病院の統廃合も進み、

農業に携わる人だけでなくその家族も住みにくくなり、

農業をやめる人が増える。

そして人の住まなくなる土地が増えるスピードが加速し、

農地面積の減少もさらに加速する。

一方世界では人口爆発の流れにあり、地球規模で深刻な食料不足を引き起こす。

(世界人口は2015年から2030年にかけて11.5億人増加すると推計されている。)

食料の海外依存度を引き下げなければ、日本は世界的な食料争奪戦に巻き込まれ

負ければ間違いなく飢える

最近、白菜1/4が198で高い!と言われていましたが、

2050年は白菜1/4が1980円で安い!という時代かもしれません。

僕はブラック企業時代に一時期カロリーメイト(1袋)が主食だったので

食糧難には結構強いですよ。

2050年〜 外国人が無人の国土を占拠する

モヒカン・・・じゃなくて外国人が、

人口減少によって国防の低下した日本に攻めてくる(ヒャッハー)。

人口が減り、人の目が届かない場所が増えれば治安だけでなく国防の危機に直結する。

特に危険なのは離島で、約10%が無人島化する可能性がある。

もし不法占拠を企む国があったとしても、

人が住んでいれば国際社会の目が気になって簡単には手が出せない。

無人島が増えれば、それだけ自衛隊や海上保安庁が監視しなければならないエリアが増え

日本の防衛力が低下する。

しかも少子化で若い人材がいない戦力でやらなければならない!

さらに住人が激減した地域に、特定の国の人間が大挙して住み着いたら、

その島はどこの国のものかわからなくなる。長崎の対馬の例を見れば明らかだ。

離島だけでなく、日本人の人口が激減すれば日本列島どこででも同じ事が起こりうる。

また、外国資本による北海道の水源のような特定の土地の買い占めも進行する。

合法的に日本国内に外国の領土が出来てしまうのだ。

とうとう少子高齢化問題が他国からの侵略に繋がってしまった(ヒャッハー)

万が一戦争になったとしても少子化で兵隊がいない!

この頃に僕は高齢者ですが、「今日より明日なんじゃ」とか言ってる場合じゃないですね。

僕もボウガンをぶっ放さないといけないくらい、なりふり構ってられない危険な状態だ。

〜〜〜

ここまで、未来の年表に記載されている事象を8個上げたが、これは一部に過ぎない。

実は本書の未来の年表にある「序2016年」からの事象を全てカウントすると

なんと21個もあるんやで・・・

第2部 小さくともキラリと輝く国

第一部で上がっている問題の対策として、著者は

戦略的に縮む事」をコンセプトに、

日本を救う10の処方箋」を提案しており、うまくいかなさそうなものから

目から鱗なことまで色々な案があった。要は

「人口が少ないからそれに合わせて国を作り変えていこうぜ、

不自由するけど、多少は我慢しよう。」

という内容だ。

著者は政府が進めようとしている具体的対策を

検証し有効でないとバッサリと切り捨てている(容赦ねえな)。

第1部では度々政策の話も出ており、丁寧に説明していて、

僕も「アカン、これ無理や」と8回くらい思った。

日本を救う10の処方箋の方がまだ現実的で効果も高そうに感じた。

それではコメントを混ぜつつ処方箋を紹介していく。

読みながらみんなも考えるんやで!

日本を救う10の処方箋

1.「高齢者」を削減

医療の充実、食生活の改善などにより、肉体面では10年ほど若返っているので、

「高齢者」の年齢を65歳以上から75歳に引き上げる策だ。これにより、

死ぬまで働かせるつもりか

と反発する人が出てくると思う。

そんな人は早期退職制度を利用し、ネットビジネスをすればいい。

落ち着いて自分のペースで進められるし、

一度仕組みを作ってしまえば、あとは放置でもOKだ。

趣味のゴルフでも、釣りでも、土いじりでも何でも好きな事ができる。

実際、70歳のパソコンを触ったことのないおじいちゃんが

ネットビジネスを初めて稼いでいる話を聞いたこともある。

2.24時間社会からの脱却

24時間365日営業のサービス業、販売業をやめるという策。

僕は会社員時代に工場で生産するための人員が集まらないという話をよく聞いた。

なのでこの頃にはどの企業も24時間営業するだけの人を確保する事が

出来ず、処方するまでもなく1日8時間営業になると予想している。

3.非居住エリアを明確化

人が住むエリアとそうでないエリアをハッキリと分けて、

インフラを必要最小限に抑えてコンパクトで効率的な国に作り変える。

インフラの維持・更新コストの低減、ヒト・モノ・カネが集中する事で

業務の効率化、情報や技術の共有、波及が起こりやすくなるという策。

移住については子供の頃から家を持たないとか、

住まいを流動的に変える事に抵抗を持たないよう

刷り込んで行けば何とかなるかもしれない。

インフラの整備、建造コストの捻出が解決出来なさそうだが、

今グーグルとかが試験している自動運転の公共交通機関は活躍するはず。

4.都道府県を飛び地合併

人口減少社会に合わせた自治体の線引きの見直し、

遠く離れた自治体での広域合併をどんどんやっていく。

大都市と地方では年齢構成、介護施設の需要と供給のバランスが異なるので、

合併する事でお互い足りない部分を補う策。

飛び地合併により長時間移動が発生するのはムダだと思うし、

都市部の自治体が地方の自治体を支援できるとは思えない(能力的にも、心情的にも)。

僕はこれには反対だ

ただし、現在の自治体が人口が増える事前提で作られたものなので、

既存の自治体の線引きを「戦略的に縮む」ように引き直すという意見には賛成だ。

5.国際分業の徹底

日本でやらなければならない仕事と

他国に任せられる仕事を分けて、

大量生産・大量販売のビジネスモデルから脱却するという策。

大量生産・大量販売の企業に勤めている人は特に留意してほしい。

すでにモノは溢れかえり、このビジネスモデルから抜け出せない企業は生き残れない

これからはニッチなお客さんの欲求を満たすスモールビジネスが勝つ時代になっていく。

6.「匠の技」を継承

日本の職人による少量生産・少量販売のビジネスモデルを採用する。

イタリアをお手本にして付加価値の高い製品で勝負するという策。

「日本一から世界一へ」と聞いて燃えない職人はいないはず。だが、

モノを作って、モノを効率よく売るという二足の草鞋を職人に履かせるのは無理だ。

ブランディングとマーケティングは起業家の得意分野なので、2人が手を組んで

仕事をするスタイルが将来スタンダードになるかもしれない。

7.国費学生制度で人材育成

高等教育の無償化などの支援を、

国として確保したい分野で学ぶ学生に優先配布する制度を作る。

実績を上げている大学や人口減少社会で役立つ人材を育成している大学などに

補助金や給付金を重点配分するという策。

僕は、少子高齢化問題を小学校から必修にしてしまうべきだと思う、

この問題はある日突然発生するものではなく、徐々に進行していく。

国民全体の問題として常に意識づけして学び続ける必要がある。

8.中高年の地方移住推進

地方の人口増加のために、50代になったら

地方大学の近隣へ移住する事を勧める制度を作るという策。

ネットビジネスなら場所なんて関係なしにどこででも出来る。

ビジネスしながら大学の図書館で勉強、

ネットビジネスのためにあるような制度だなぁ。

9.セカンド市民制度を創設

地方での定住人口ではなく、交流人口にターゲットを絞り、

訪問者に町のファンになってもらう。セカンド市民として住民登録するという策。

訪問者を呼び込むためにマーケッターが大活躍、

実店舗のお店のコンサルをする事が当たり前の時代に!

と思ったが、現代でさえインターネットやDVD等自宅での娯楽が溢れているので、

将来外出して遊びに行きたいと思う人がどれだけいるのか。

相当な価値提供をしないと交流人口を増やせないのではないか。

10.第3子以降に1000万円給付

子供を沢山の産んだら、沢山支援するよという策。

これはいい案だと思う。

結婚前の知り合いに子供は何人くらい欲しいか尋ねると

金銭的な問題で2人までという回答が多かった。

これぐらいのインパクトと支援が無ければ誰も子供を増やさないだろう。

〜〜〜

10の処方箋についてどうだったろうか。

大分端折ったが、我慢すれば出来そうな現実的な策が多い。

今の僕にはフリーザ戦に悟空が到着するような起死回生のアイデアは

まだ浮かばないが問題の規模がデカすぎるので、とりあえず

国民全体が少子高齢化に対して問題意識を常に持つ事

・最悪1人になっても生き延びる事ができるスキルを持つ事

の2点が大事だと思った。

今後、少子高齢化問題の対策のために国の行政、制度等がどんどん変わっていくだろう。

その変化の波に飲まれても、お客さんに価値提供して喜んでもらえるよう

この問題を頭の中に入れながら日々精進していきたいと思う。

 

最後に著者の言葉を引用して終わりにする。

『人口激減後にどの様な社会を作るのか、われわれの構想力が試されている。今こそ「20世紀型成功体験」と訣別する時なのである。』

 

少子高齢化問題の解決の糸口になるかもしれない分野
人工知能の話

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